競馬を始めてから欠かさず見るようになった関西の深夜番組「うまんchu」
あの頃キタサンブラックの次に覚えた馬が 牝馬のメイショウマンボちゃんだった。
何故かというと、番組レギュラー陣がそれぞれ予想を挙げる時 シャンプーハットのてつじが必ず「私の本命はメイショウマンボ!!!理由はひとつ『愛した女だから』」と言うのが恒例だったことによる。
ここで毎回必ずドカンと笑いが起こり、スタジオの照明がピンク色に変わるのがお約束の展開だ。
そしてホイットニーヒューストンの「I Will Always Love You」が流れる。
映画「ボディガード」のテーマ曲だ。
笑いが起こる理由について マンボの戦績が4歳以降2桁着順ばかりで、本命視されるには程遠い状況だということぐらいは 当時競馬初心者の私でも容易にわかった。
しかしなるほど調べてみると、3歳の時はオークス、秋華賞、エリザベス女王杯を制した名馬だ。
特にオークスで優勝した時の武幸四郎さんと松本オーナーの涙を見ていると、同じように感情移入してしまい、いつの間にか私もマンボちゃんのファンになってしまった。
その後も全く勝てないまま8歳まで走り続けたマンボちゃん。
てつじは毎回「愛した女だから」という理由で単勝を買い続け、その度みんなに笑われ続けた。
引退させて!という声が掲示板を賑わせても松本オーナーが引退を避けた理由は、「騎乗馬が減った幸四郎のため」とも、「飯田厩舎の経営を心配して」とも言われているが、オーナーはいまだに明らかにしていない。
マンボちゃんがG1を3つも勝った時に管理されていた飯田明弘厩舎が翌年引退され、新規開業の息子の飯田裕史厩舎へ転厩したことが不振の理由の一つだったかもしれないが、それでも預け続けたのは色々な事情があったのだろうと思う。
今回うまんchuでは 上半期競馬の成績が最も良かったてつじへ「ご褒美は?」と聞いたところ、「愛した女に逢いに行きたい」ということで、久しぶりにマンボちゃんを訪ねる北海道の牧場ロケが敢行された。
てつじは21連敗しながら走り続けたマンボちゃんのことを語る。
「あいつも色々あったんや。過去の栄光とか名誉とか・・・。女優さんで言うたら、主役を張ってた女優が 主役が出来なくなってもずっと映画に出続けてたみたいなもんや。
マンボはホンマに競馬が好きなんやと思うたねん。あんな馬久しぶりに見た。泣けてくるんや」
そしてわざわざ松本オーナーも北海道へ駆けつけ、思い出を語った。
実は桜花賞で惨敗した時に、幸四郎から電話があり『すいませんでした。でもマンボは絶対強いので、オークスには登録料を払ってでも出走させてやってください』と言われた。
それに対しオーナーは『君が乗るんなら出てもいいよ』と答えたそう。
泣けるエピソードだ。
ロケで訪ねた牧場で マンボちゃんは第一子となるメイショウボーラーの仔を無事出産し、お母さんになっていた。
メイショウボーラーを選んだのは牧場側の希望とのことで、「ただ強い馬を作りたいとは思わない。人と人がいて馬がいるのだから、私は皆との繋がりを一番大事にしたい」とオーナーは語る。
そして今、マンボちゃんのお腹には 第2子となるメイショウサムソンの仔が育っており、これはオーナーの悲願なのだそう。
う〜ん、夢がある。
前は血統とか全く興味がなかったけれど、応援していた馬が初めて引退して産駒が誕生したり、POGを指南されたりして、競馬が壮大な歴史ロマンでありブラッドスポーツなんだということが、最近ようやくわかってきた気がする。
歴史は大好きなので、ああ ハマってしまいそうだな・・・
あんなに血統評論家の亀谷さんのこと「しゃくれ顎で意地悪だから嫌い」って言ってたのに(恥)
とにかく昨夜のうまんchuはとても良い番組だった。
全国放送すればいいのに勿体ないな。
そうそう。マンボとサムソンの産駒は、生まれたら武幸四郎厩舎に預けることが既に決まっているそう。
きっと鞍上は・・・(´∀`*)ウフフ
メチャクチャ応援するぅ(≧▽≦)
またロケに同行した、同じく番組レギュラーの武将様ことミサイルマン岩部は、「愛した男」キタサンブラックに再会。
キャ――ッ ヾ(≧▽≦)ノ
キタサンこそ私の「愛した男」 競馬のすべてのルーツが彼だ・・・
無名の血統で強くて丈夫で男前。おまけに頭がいい。
種牡馬になったキタサン、
現役時代は牝馬に全く興味がなく「種牡馬で苦労するのでは?」と当初現場は心配していたそうだが・・・。
今では結構女好きらしい(爆笑)
丈夫でかっこいい産駒がたくさん生まれるといいな♪
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