映画の分類(ジャンル分け?)に「マカロニ・ウエスタン」というのがある。
要するに、低予算で製作されたイタリア製西部劇を総称している言葉である。
アメリカ国内では、正統派の西部劇に対して皮肉を込めて「スパゲッティ・ウエスタン」と呼ばれていた。スパゲッティはイタリア移民たちの安価な食べ物という位置付けだったからである。
『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』など名作もあるものの、正当な評価はイマイチであろう。娯楽に徹しているのだから無理もない。
この「マカロニ・ウエスタン」という言葉、1965年に映画評論家・淀川長治氏(故人)が使った造語である。
当時、日本国内では「スパゲッティ」も「パスタ」も一般的な食材(言葉も)ではなかったため、淀川氏は国内で知られている「マカロニ」を使用したのである。
1960年代から1970年代にかけて日本国内で爆発的にヒットした「マカロニ・ウエスタン」は現在ではTV放映もあまり見る事は無くなった。
なんとなく寂しいものだ。
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