上:
山の木々の再生状況
下:
マテバシイの花、満開
上の写真は、山間部に自動車用の舗装道路(2車線)を通すために木々が伐採された後の再生状況。
上半分はマテバシイの極相森林(クライマックス・フォレスト)で、下半分は再生が始まった雑木林。一番手前は工事車両や資材の置き場所になっていた箇所である。
このマテバシイというのは要するにドングリの木で、房総半島南部の照葉樹林の主な構成種である。
一見、大規模な自然破壊にも見えるが、元々マテバシイがこれほど優占的に生えていた訳ではなく、実は人為的に植えられたものだという事実は意外に地元民も知らないようだ。
電気やガスが普及する以前には薪炭用としてこのマテバシイが活用されていたのである。枝を切っても再生力が強いからだ。更に、港で漁船を陸揚げする際に下に敷く「シラ」の材料としても海水に腐り難い材木であるために重宝がられていたようだ。
このように考えると、本当の意味の自然破壊とは少し違った見方が出来る。「原生林」ではなく人間が造った「二次林」が破壊されて本来の姿に再生されつつあるのだ。
自然と人間との共存共栄とは難しいものだとつくづく思う。道路は次々に出来てゆくのに、田畑は後継者不足で荒れ放題。
田舎が抱える問題は大きい。
(-_-;)
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