トキノミノルの牝系は、ファミリーナンバー14のタイランツクヰーン系です。
昭和7年小岩井農場が英国から1頭の芦毛の牝馬を輸入しました。名前をタイランツクヰーンといい、父は黒鹿毛のファラリス、母が芦毛のシルバークヰーン、母の父は芦毛の快速馬ザテトラークでした。タイランツクヰーンの芦毛はザテトラークから受け継いだものです。
タイランツクヰーンは、輸入した時すでに受胎していて、芦毛の牝馬を出産します。競争名スノーショット、血統名を第弍タイランツクヰーンといい、父は栗毛のソルデニスでした。
タイランツクヰーンは、その後黒鹿毛シアンモアとの間に芦毛の第四タイランツクヰーンや芦毛の東泰を産んでいる芦毛族です。
第弍タイランツクヰーンは、鹿毛のトキノチカラとの間に芦毛の牝馬イヅタダ、黒鹿毛の大鵬との間に鹿毛のヤシマクヰン、鹿毛のセフトとの間に鹿毛のダーリングやトキノミノルなどを産んでいます。ということは、トキノミノルは、芦毛に産まれる可能性もあったわけですが、鹿毛に産まれてダービーに勝利します。
素人なので馬の毛色で能力の差がどう出るのかは知りませんが、ちょっとしたボタンの掛け違いで、トキノミノルが芦毛に産まれてダービーに勝利したら、ウイナーズサークルより40年近くも前に芦毛のダービー馬が誕生していたんですね。
個人的に、トキノミノルも芦毛に産まれていたらと思っています。
トキノミノルは早逝して血を残せませんでしたが、4つ上の姉で芦毛のイヅタダから数代、名牝が産まれて先細りだったタイランツクヰーン系に少し元気が出てきました。
続きます。
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