満「あ!君ってポンタ君だよね?私だよ!満だよ!!30年振りだよね?あの時は君に助けられて本当に今でも感謝してるよ!!」
ポンタ「へ?おじさん誰?そもそも僕は15だから30年前何て知らないよ!!」
満「!!え?だって君ポンタ君でしょ?あの時は阪神大震災で実家が倒壊して6歳だった私を君が助けてくれて、それで私は将来救急隊員なろうと決めて、そこの消防署で隊長として若手育成してるんだけど・・」
ポンタ「・・おじさん!僕はまだ生まれてないから狸違いだよ!!」
満「・・そうか・・失礼しました!!それにしてもあの狸には本当に感謝してるよ!!いつか再会したい物だなぁ・・」
そして!
ポンタ「パッパに聞いても当時はまだ人間界と繋がってないから知らないと言ってたし、そのおじさんを助けた狸ってっ誰何だろう?まあいいや!寝よう!!」
そして!
ポンタ「!!ンホー!急に寒くなった・・って?へ?ここどこ?何で店の2階で寝てる筈なのに見知らぬ街の歩道で寝てたんだろ?・・!!この街やけに古臭そうだけど一体・・!!ンホー!!地震だよぉ!!!うぎゃぁぁ!!周囲の建物が倒壊し始めたよぉ!!ここは、瓦礫などから守る為にも道路の中央で揺れが治まるまで待機だい!!」
・・そして!
ポンタ「・・ふう!やっと地震治まった・・って?・・ンホォォ!!高速道路らしき道が横倒れしてるし周囲の建物が全て倒壊して火災発生してるよぉ!!僕、どうすれば・・」
子供「うわぁぁん!!家が倒壊して動けないよぉ!!誰かぁ!!僕を助けてぇ!!(涙)」
ポンタ「!!あの瓦礫の家から子供の声が聞こえるぞぉ!!おおい!僕の声が聞こえる?」
子供「あ!聞こえるよぉ!!僕の両親、夜勤で僕一人しかいなくて暗くて動けないよぉ!!」
ポンタ「よし!丁度僕が入れそうな空間があるから、今すぐ助けに行くからね!!」
そして!
子供「あ!来てくれたんだね・・って?狸?何で狸が日本語喋って・・」
ポンタ「そんな事どうでもいいだろ?よし!瓦礫どかしたから僕に捕まってすぐ脱出だい!!」
そして!!
ガガガガァァァン!!!
ポンタ「・・外に出た瞬間!君の家が完全に倒壊したね・・僕がいなかったら君は・・」
子供「うわぁぁん!!狸さーん!本当にありがとぉ!!一生の恩人だよぉ!!僕、絶対君の様な救急隊員になって将来多くの人達を助けて見せるよぉ!!狸さんのお名前は?」
ポンタ「うん!僕、ポンタって言うんだ!君は?」
満「うん!僕、満と言うんだよ!!もし、僕が大人になって立派な救急隊員になって地震発生したら絶対君を助けるからね♪」
ポンタ「うん!立派な救急隊員目指して頑張ってよ!そうだ!僕が握った携帯お寿司上げるから食べながら避難所に向かってね♪さて!僕は、これからどうすれ・・う!眠気が・・」
そして!!
ベチャッ!!
ポンタ「ンホー!生温かい液体が僕の顔に・・って?ヘカテーちゃん?あれ?ここ僕の店の2階?確か、大地震で満って言う子供を助けて・・」
ヘカテー「え?ポンタさん!何意味不明な事言ってるんですか?それはきっと夢ですよ」
ポンタ「・・そっか?夢を見てたのか・・でも、やけに現実感ある夢・・待てよ!昨日あった満っておじさん・・まさか?・・よおし!!」
そして!
満「おい?そんなんじゃ子供など助けられないぞぉ!!もっと気合い入れて訓練しろぉ!!・・あ!君は昨日の?」
ポンタ「・・やっぱり昨日の夢の子供の面影があるよね?おじさん!僕、30年前に瓦礫からおじさんを救ったポンタです!僕、あまりに多忙で昔の記憶を忘れてたよぉ!!いやぁ!立派な隊長なって凄いや!!」
満「・・そうか・・やはり君はあの時の狸なんだね?本当に30年前はお世話になりました!!あれから君を励みに必死に勉強や訓練頑張って隊長にまでなれたよ!!本当に人生の恩人だよぉ!!」
ポンタ「うん!これからも南海トラフなどに備えて僕が握ったお寿司食べながら訓練頑張ってよ!じゃあ!今から淡路大震災追悼野球試合に出かけるから、これで失礼するね♪」
そして!
満「!!この寿司の味・・30年前に避難所に歩きながら食べた寿司と同じ味だ・・・よし!いつか南海トラフなどが来たら必ず即君を助けて恩返しするからね!!さて!今すぐ訓練再開だぁ!!」
・・この作品を阪神大震災で〇くなられた全ての方々に捧げます・・
完(ちなみに、この後にサイコロ野球で追悼試合しまして、0対8でポンタンズがシャナーズに完敗しました・・オリックス!必ず優勝して、うち(巨人)と日本シリーズで戦って下さいね!!)
以下の対応が可能です。
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