ある夜、少年は兄に頼まれコンビニに買い物に出掛けた。
いや、頼まれたと言うよりは半ば強制、いや、命令で出掛けたと言ってもいい。
少年はブツブツと文句を言いながら歩いた。
その角を曲がればコンビニ。
その時、向かい側で信号待ちをしている女の人に目を奪われた。
『綺麗な人』…。
立ち止まった少年の目の前で、悲劇は起きた。
『綺麗な人』の背後に立った男が彼女を突き飛ばした。
ドンッと鈍い音。
男は直ぐ様立ち去ったが、一瞬目が合ったような…
少年は一目散に逃げ帰ったが、買い物をしないで帰ったので兄に怒られ、殴られ……
あまりの兄の剣幕に、先ほど『見た事実』を、言い出せなかった。
怖かった…兄も、『見た事実』も…怖かった。
つづく…。
次回予告
話は12年後へと続く。
彼の身に何が…
そして、この話はフィクションなのだろうか…。
それは次回のお話。
次回があればね(笑)
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