先週木曜日、韓国ハンファとの練習試合に楽天の入団テストを受験しに来ていた前ＤｅＮＡ久保裕也が登板。持ち前の豊富な球種を駆使してハンファ打線を1回１安打無失点に抑えた。試合後、副会長の星野仙一氏から合格を告げられると「涙が出るくらいうれしかった。また野球ができる環境を与えてもらえたので精いっぱいチームのために恩返ししたい」というコメントが印象的だった。昨年の合同トライアウトを見た時は、正直厳しいだろうと思っていたが同じく合同トライアウトを受験していた元楽天の後藤光尊、榎本葵から三振を奪ったことが楽天編成の目に留まったのかもしれない。巨人、DeNAと豊富なキャリアを持った松坂世代の投手の1人。球界に多大な功績を残した松坂世代も近年は引退していく選手が増え、その主役である松坂大輔も今野球人生の岐路に立たされている。おそらく楽天が最後のユニフォーム姿になるのは間違いなく、本人の「いい意味で楽天ファンの期待を裏切りたい！」が現実のものになるのか？またDeNAはファンサービスにとても積極的な球団だそうで彼も嫌な顔1つせずファン1人1人に丁寧にサインする選手だそうだ。これもファンを大切にする三浦大輔氏のいい伝統が球団に脈々と受け継がれているのだろう。楽天では若手投手たちに豊富な経験だけではなく、ファンサービスの大切さも合わせて教えて頂きたいと思う。